アーヴィンの備忘録

雑多に思いついたことの備忘録

UMTP L1 学習メモ2

開発プロセスモデリングの基礎知識

  • 開発プロセス
    • ウォーターフォール
      • 工程を要求/分析/設計/実装/テスト等のフェーズに分割し順番に行う
      • 順番は一方向で前に戻らない
      • 要求が確定済なら効率的
      • 仕様変更に弱く、大規模だと変更対応のコスト大
    • 反復開発型
      • システムを分割し、分割単位内で要求-実装の工程を反復実行
      • 仕様変更に柔軟に対応できる
      • オブジェクト指向は、システムが「オブジェクト」で構成され、責任範囲が分割されている
        その為、反復型を適用しやすい
  • モデリング
    • 要求モデリング
      • ユーザがシステムに要求する内容を把握する
      • システム化対象の範囲を明確化
      • ユースケース図等を使用
    • 分析モデリング
      • 要求を基にシステム化範囲の構造を明確にする
      • システムの概念・論理構造と振舞いを定義
      • 『どのように』ではなく『何を』実現するかが焦点
      • 静的振舞いはクラス図等を使用
      • 動的振舞いはコミュニケーション図、シーケンス図、ステートマシン図、アクティビティ図等を使用
    • 設計モデリング
      • 要求・分析を基にシステム実現方法を定義する
      • 『どのように』実現するかが焦点
      • 抽象的な実装モデリングの役割も果たす
      • 静的振舞いはクラス図等を使用
      • 動的振舞いはコミュニケーション図、シーケンス図、ステートマシン図、アクティビティ図等を使用
    • 実装モデリング
      • 実動作するシステムの構成要素を定義する
      • ソフト構成はコンポーネント図等を使用
      • ハード構成は配置図等を使用
      • 他、プログラムコードと同レベルのクラス図やシーケンス図を使用する場合もある

UMLと従来のダイアグラム

  • DFD(Data Flow Diagram)
    • プロセスの手順をデータの流れで表現
    • 〇の中にプロセス名を表記
    • =の中にデータ名を表記
    • データの流れを矢印で表す
  • ER図(Entity Relationship Diagram)
    • データ中心の手法で使用される
    • データ構造を3要素で表現
      • エンティティ(データの実体)
      • 属性(データの実体の持つ特性)
      • 関係(データの実体間の関係)
    • □内の上部にエンティティ名、下部に属性名を表記し、□同士を線で結んで関係を表現する
  • UML(Unified Modeling Language)
    • DFDの代わりに、アクティビティ図やシーケンス図で振る舞いをモデリング
    • ER図の代わりに、クラス図で静的な構造をモデリング